電気は太陽光、​​​火力、水力、風力、地熱、バイオマスなど様々な方法によって作られて​​います。

普段、​私たちが使っている電気は、電力会社が主に火力発電で作ったものになります。
しかし、火力発電は発電効率が高いというメリットもありますが、化石燃料を燃やして発電しているので二酸化炭素をたくさん排出してしまうというデメリットもあります。

また、化石燃料は日本で採ることができず世界からの輸入に頼っている状況なので、紛争や円安などの影響で安定して供給することが簡単ではありません。
その上、化石燃料は​地球の限られた資源なので、このまま使うと近い将来枯渇してしまいます。

それに対して、使うより早く再生するエネルギーとして太陽光や水力、風力、地熱、バイオマスがあり、これらを再生可能エネルギーといいます。

再生可能エネルギーは発電するときに​CO2をほとんど排出しない環境にやさしいエネルギーとして注目されており、ノルウェーでは9割以上の電気が水力発電によって発電されているそうです。

日本の電気は火力発電がほとんど占めているので、日本も再生可能エネルギーをもっと増やしていかなければいけません。

発電の仕組み

太陽光発電

​​別名 PV(Photovoltaic フォトボルタイク)。
シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用し、太陽の光エネルギーを太陽電池により直流電力に変換する発電方法です。

自家発電できるので、ゼロエネルギーの建物には必要不可欠な設備です。
日本の導入量は中国、アメリカに次いで第3位です。

水力発電

水力発電は、水が高いところから低いところに流れ落ちる力を利用して水車を回し、水車につながった発電機を回転させて​電気を作る方法です。

発電にかかるコストも一番安く、山やダムがたくさんある長野県に多い発電方法です。

地熱発電

その言葉から「熱」を使った発電方法だと誤解されがちですが、正しくは地下から取り出した「蒸気」でタービンを回す発電方法​です。

季節や天候に左右されないので安定して電気を作ることができます。

風力発電

風の力を利用して風車を回し、その回転運動を電気に変換して発電方法です。

地上は山や建物などの障害物が多く風が少ないので、安定的に風が吹く海上や海岸線に設置されることが多いです。

バイオマス発電

木屑や生ゴミ、トウモロコシなどを燃焼する際の熱を利用して電気を作る発電方法です。

​植物は燃やすとCO2を排出しますが、成長過程で光合成をして大気中のCO2を吸収するので、CO2の増減はプラスマイナスゼロになります。
太陽光発電なら一番身近で取り組みやすいね!​​​​​
初期費用は数年で元が取れるし補助金もあるみたい!

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